御挨拶


日本人の長命化は着実であり、退職後の高齢期もさらに延伸化していきます。高齢期の暮らしを支える公助ともいうべき社会保障制度は、その財源の構造的不均衡からして先細りは確実であり、すでに年金支給の年齢引き上げや減額などが起きています。この先、社会保障制度だけに依存した老後には不安感が拭えません。高率の税負担と引き換えに負担のない老後を約束した北欧型社会とは一線を画した日本の場合、家計の収入のあらかたが居住用資産に傾注されています。“ハウスリッチ・キャッシュプア(House Rich, Cash Poor)”とも言うべき、自分の家に住んでいるのだが現金が乏しい家計は少なくありません。したがって収入が途絶える高齢期には、住まい(固定資産)の経済的価値を生活資金(年金)に転換(解凍)する仕組みのリバースモーゲージは、自助的であり、個人年金プランとして合理的です。
欧米社会では、リバースモーゲージ制度は伝統的な老後の自助的個人年金制度として定着しています。翻ってわが国でも、公的制度や金融商品のリバースモーゲージは存在しますが、その実態は高齢者向け土地担保ローンであり、マンションに居住する高齢者は利用できない不都合な仕組みになっています。こうした事態を憂慮して、官を待たずに民間サイドで、現行の法制度の下、安心安全な民間制度リバースモーゲージを開発し普及させようと、平成24年にNPO法人リバースモーゲージ推進機構が設立されました。


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